英語が下手なことは恥ではない

一部をのぞき、フランス人は基本的に英語をあまり話したがらないと言われています。その理由は、「プライドの高いフランス人は他国の言葉(英語)に不快感を持っているから」ではありません。(この理由で英語を話したくないというフランス人は今ではごく少数のようです)。そうではなく、一番の理由は「下手な英語をバカにされたくない」からです。フラットな発音(日本語と似ていて、フランス語はあまり抑揚のない発音をします)のために英語らしい発音ができないことを、恥ずかしいと感じる人が多いようです。 今までフランス人が英語を話している場面に出くわしたことはありますか?フランスでも英語は義務教育となっており、日本に比べ、かなり早い段階から英語の授業が行われています。しかも、フランス語と英語は言語の構成が似ているので、一般論を言えば、平均的な日本人より流暢に英語が話せます。中にはあまりうまくない人も確かにいますが、そこそこ話せていたりするのです。それでも、本人にすればかなり恥ずかしいのだとか。 多くの日本人も英語を話すのが苦手です。それはあまり英語をアウトプット(自分からドンドン話すこと)をしていないのがひとつの原因なのですが、ではなぜアウトプットしないのかと言えば、人前で英語を話すのが恥ずかしいと思う人が多いからです。なぜ恥ずかしいかと言えば、上手な英語を話せない自分を世間にさらけ出したくないという意識があるからです。これはフランス人と同じです。ですが、我々がフランス人に対して思うように、フランス人も、日本人が下手な英語を話そうが話すまいが、そこまで気にすることではないのです。むしろ、どこに行っても英語が下手な人がいるということは皆知っていることなので、下手だからと言って笑われることはありません。 それでも恥ずかしいと感じるのは、人前で恥をかきたくないという根本的な人間の性質もありますが、「何年も学校で英語を習っていたのに話せない」ことに負い目を感じているからかもしれません。その証拠に、義務教育で習わない他の言語(中国語やフランス語)はどんなに下手でも話すことがそれほど怖くなくないですか。 つまりここで言いたいのは、他人からしてみれば、 英語が上手かろうが下手だろうが、そこまで気にしていないのです。気にしているのはむしろ自分だけといっても過言ではないくらい。もちろん誰でもかっこ悪いようには見られたくないですし、どこにでも自分より卓越している人はいるでしょうけど、恥なんて忘れちゃいましょう。どんどん話すことは楽しいですし、また、とても大切なのです。恥を忘れれば、英語はきっとどんどん上達しますよ!Read More »

英語ができると年収が上がる!?

英語ができると年収は上がるのでしょうか?一言で回答すると、答えは「イエス」です。 ■アンケート調査の結果 2016年、株式会社キャリアインデックスがこのことに関してアンケート調査を実施しています。その結果は、以下のように、年収と英語力に相関関係がみられたのです。 年収と英語の日常会話および読み書きができると回答した人の比率 ○700万円以上:48.7% ○500~700万円未満:34.0% ○500万円未満:22.4% もちろん、英語力だけが年収を押しあげているわけではありませんが、これだけきれいに相関してくるとなると、少なくとも「英語力は年収に関係ない」とは言えませんね。 ■グローバリゼーションの波 では、なぜ英語ができれば年収が上がるのでしょうか?これには様々な事情や要因があります。しかし、その要因をたどっていけば「現在の日本はグローバリゼーションの波にのって、市場を国内から海外へと移しつつあり、機会損失をしないための英語力がますます重要となってきたから。」ということでしょう。一例をあげると、年収が高い自営業の人は、積極的に海外とも取引をしているケースが多々あります。国内とだけ取引している人よりもターゲットが広いので売上もあがり、結果、年収もあがるという図式が成立するのです。会社勤めの人の場合、英語ができれば海外赴任を任されることがありますが、その際、海外赴任手当などの特別手当がつくことが多いようです。加えて、単に海外で働くというわけではなく、ある程度重要なポジションを任されるがゆえに海外赴任するというパターンも多く、結果としてそれに見合った給料が支払われているようです。 ■英語力と給与の連結 では、会社勤めで海外赴任しない場合は、英語は年収に影響しないのかというと、実はそうでもありません。上述の通り、多くの企業が海外にビジネスチャンスを見い出しており、そのためにも社員には英語ができるようになってもらいたいと考えています。ところがご存知の通り、我々多くの日本人はまだまだ英語が苦手です。中には英語不要論を展開して周りを扇動し、勉強を放棄しようとする人もいます。こうなってくると、いくら企業が努力しても、なかなか英語のできる社員を育てることはできません。社員に無理やりにでも勉強させる方法とは何か。いくつかの企業の行きついた答えは「英語力を給与に直結させる」ことでした。具体的に言えば、「TOEIC高得点取得を昇格の要件にしてしまう」という企業が多く現れ始めたのです。こうなると、英語ができる人は昇格して給与も上がるが、そうでなければ頭打ちとなってしまう…まさに英語によって年収に差が出る構造ができあがったのです。実際のところ、まだまだ英語を昇格要件としている会社は多くありませんが、確実にその波は広がりつつあります。少なくとも、TOEIC高得点者に金一封など、資格取得手当を出している会社は昔からかなり多くあります。そういった「一時的ボーナス」まで範囲を広げると、英語で給与に差が出るというのは、紛れもない事実なのです。 ■イングリッシュ・ディバイド 以前より「デジタル・ディバイド」(情報格差)という言葉が、ITや次々にでてくるコンピューター関連の情報やサービスを使える人と使えない人たちの間に格差が生まれているという意味で、使われるようになりました。今後このコンピューターやITの発達により、より世界中との通信が容易にできるようになり、国際語である英語の位置づけは、その重要度を増すばかりです。「イングリッシュ・ディバイド」などという言葉は、毎日聞くようなものではありませんが、まちがいなく存在し、それが作り出す格差も日に日に大きくなっています。 仕事で活躍してお金も稼ぎたい。そう思っている方は、英語も「仕事」と割り切って勉強するといいかもしれませんね。ただ、確実に言えることは、割り切って学んだ英語であれ、それは私生活にも多大な恩恵をもたらしてくれるということです。給与に加え、それ以上のものを得ることができますよ!Read More »

留学は日本企業の就職に有利か?

英語などの他言語を身につける一番の方法は、やはり留学でしょう。24時間他言語しか話されない環境に身を置くに留まらず、その国の生活や文化思想を学ぶことで、よりいっそうその言語を深く理解できるからです。ただし、留学にはかなりお金がかかるということもあって、最近では短期留学が流行しているというのは、以前の記事でも取り上げました。今回は留学と就職の関係を見ていきたいと思います。短期留学は果たして就職に有利に働くのでしょうか?また、長期で留学すると、日本で就職が有利になるという傾向はあるのでしょうか?これに関し、よくあるパターンごとに紹介しています。 ▼海外の大学に4年間通い卒業した場合▼ このケースが一番就職に有利に働きます。企業側としても、4年間も海外にいた上に、卒業までしているのだから、相当語学が堪能であるであろうことが期待できます(もちろん、その期待を満たすだけの実力を身につけているという前提です)。ただし、このケースでも不利に働く要素はあります。1つは、かなり有名な大学以外は日本での知名度がないので、単に「英語ができる人」と判断されてしまう可能性があること。もう1つは、海外に長く暮らしていたので、日本的な考え方や思想に馴染めるのかを心配されてしまう可能性があることです。面接の際は、日本企業文化で働いていけることを十分アピールすることが重要となってきます。 ▼1年未満の語学留学をした場合▼ このケースはやや不利になるかもしれません。この短期留学は通常、学歴としては認められず、いわゆる塾のような扱いになってしまいます。よって、あくまでも日本で所属している大学や学校だけを見られることになります。また、1年留学したということで、企業側からすれば、他言語を流暢に扱うことを期待しますが、実際1年の留学だけでは、その言語に流暢になる人は稀です。結果、面接では企業の期待値を下回り失望されるというパターンがなくもないのです(ただし、これは個々人の努力量や、その企業がどのような基準をもっているかにもよります)。このケースで就職に有利に働かせるためには、まじめに勉強をしてしっかりと語学を身につけるしかありません。 ▼会社を辞め、1、2年間語学留学やワーキングホリデーをした場合▼ 実はこれが一番不利になるパターンです。社会人になってからの留学は計画を持って慎重に判断する必要がありそうです。 まず、会社を辞めた後の期間は「離職期間」と見なされます。この期間は通常6カ月を超えると再就職が不利になりますが、留学していてもそのことに変わりはありません。この不利を埋めるだけの何かを身につけて帰ってくるのであればまだいいのですが、現実にはそうなる人は多くありません。行き詰って仕事を辞め、海外の開放された空気の中で骨抜きになってしまう日本人が少なくないからです。そういった現実を踏まえ、「仕事を辞めて海外に遊びに行ってたんだ」ととらえる人事部が多いようです。 語学留学でなくワーキングホリデーであってもこの事実には変わりはありません。学生としてではなく、仕事経験を積んだと思われたいところですが、ワーキングホリデーで就ける比較的簡単な職種と、帰国後日本で就きたい職種には通常大きな隔たりがあり、ワーキングホリデーの経験は「アルバイト経験」としか見なされないことが多いからです。 ▼MBA留学をした場合▼ では、社会人になってからの留学が有利になるパターンはあるのでしょうか?本気で自分の進路を変えていきたいのであれば、有名大学でMBAを取るというのがひとつの選択肢です。MBAを持っているということは、それだけ専門的な知識を有しているという証明であり、職業経験値と同等かそれ以上に高く評価されます。少なくとも、その留学期間中を「遊んでいた」と見なす人はいないでしょう。同時に、MBAを取得するだけの英語力も証明できますので、就職にかなり有利に働くと言っていいでしょう。 ただし、ここにも注意点があります。一つはMBAをどこで取るかが重要になってくることです。有名大学のMBAでないとほとんど評価されないケースも多くあります。次に、そもそもMBA取得者を評価している企業・職種が限定されるということです。帰国後の就職志望先をきちんと調べた上で、留学を決定しましょう。 このように、留学もその方法やタイミングによっては不利にも有利にもなります。共通して言えることは、それが長期であれ短期であれ、海外に行ったからには、流暢レベルになって帰ってこないと就職面では厳しい結果になる、ということです。それでも、海外で生活することによってしか感じ取ることのできない異国の文化やそこに住む人の価値観を肌で理解することは、言語習得よりもダイナミックにその人の思想や人生をリッチにしてくれることは間違いありません。人生を一変させてしまう可能性もあることですので、自分のキャリアプランをしっかりと考えた上でチャレンジしてみてください。Read More »

国際的に影響を与えた日本のアニメや特撮

「海外で一躍有名となった日本のアニメ」と聞けば、恐らく皆さんは『ドラゴンボールZ』や『セーラームーン』、それに『ポケットモンスター』を想像するでしょう。もちろん、これらは大正解です。大抵の国の人が上記作品を知っていますし、小さい頃よく観ていたと回答する外国人も多くいるはずです。最近の日本コンテンツの輸出は勢いを増しており、これら「往年の名作」に加え、深夜帯のアニメもすぐに翻訳・放送されているという状況です。これにより、日本人並、さらには日本人より日本のアニメに詳しい外国人も現れるようになりました。今回は、このような「文化交流」をちょっと覗いてみましょう。 ■どらえもん 日本では誰もが知っている「ドラえもん」は意外に知っている外国人が少ないのです。実は海外では、のび太がドラえもんに頼りきるという構図は、子供のお手本として相応しくないという考えがあるようで、特にアメリカでは2014年まで放送されることはなかったのだとか。 ■トランスフォーマー 現在は実写映画化もされているアメリカの人気コンテンツ、「トランスフォーマー」(英名では複数形の「s」が着いて「トランスフォーマーズ」)がもともとは日本発祥であることはご存知でしょうか?タカラ(現タカラトミー)が発売していた変形ロボット玩具に目を付けたアメリカの有名おもちゃ会社が業務提携をし、その際「トランスフォーマー」の設定が各ロボットに付与されていきました。その後、マンガやアニメ、映画とフランチャイズ展開をしていったのです。 ■スパイダーマン アメリカ発祥の「スパイダーマン」ですが、実はオリジナル日本版が存在しています。70年代、東映とマーベルコミックが業務提携し、お互いのコンテンツを好きに使って良いという契約をしました。そこで東映側はスパイダーマンを実写化したのですが、このスパイダーマンは宇宙人という設定で、巨大ロボットに変形する宇宙戦艦を所持しているという、オリジナルは現代バージョンのストーリーからかけ離れた内容でした。しかしながら、この日本版スパイダーマンが巨大ロボットと共にAmazing Spider-Manの12号(2015年)で登場し、オリジナルのスパイダーマンと共演を果たしました。これはトランスフォーマーほどではないにせよ、アメリカ側の逆輸入パターンですね。 ■恐竜戦隊ジュウレンジャー & パワーレンジャー こちらは「巨大ロボットを所持するヒーロー」という設定ですが、現在も続く「スーパー戦隊シリーズ」へと受け継がれていくことになります。そのスーパー戦隊である「恐竜戦隊ジュウレンジャー」が、後にアメリカへと渡り、「パワーレンジャー」と名前を変えて放送を開始しました。変身後の戦闘シーンは日本のオリジナルを流用しつつ、外国人キャストによって変身前のシーンが演じられたこのシリーズは、たちまちキッズの間で大人気となりました。現在でも新しい「パワーレンジャー」シリーズが放送され続けており、今年2017年にはハリウッド映画化も達成してしまいました。 このように、身近な日本文化が意外な部分で海外と繋がっていることがあります。今回はアニメや特撮に関する話でしたが、その他の分野でも様々な形で、日本は世界と繋がっているのです。こういったことを知っていくと、遠い国々が身近に感じられますね。Read More »

インターナショナルスクールの敷居は高い!

子供には英語で不自由させたくない。そう思う親御さんは多いですよね。そこで浮かんでくる選択肢の一つに「インターナショナルスクール」があるかと思います。様々な国籍の子供たちと英語環境の中、日本とは異なる自由な校風で学ぶことのできるインターナショナルスクールは、英語を身につけることはもちろん、国際意識豊かな思考を持った子供を育てるチャンスなど、日本の学校にはない色々なメリットがあります。ただし、インターナショナルスクールへの入学には様々な難問を解決しなければなりません。   ■入学資格 そもそも、日本国籍の子供を受け入れないという学校が多くあります。インターナショナルスクールの本来の定義は「外国人児童生徒を対象とする、教育施設」であるからです。受け入れている学校でも、相当高い英語力を求められるのが普通です。また、この英語力には関しては、就学する子供はもちろん、両親(または父親、母親のどちらか)にも求められます。学校との諸連絡は英語で行われることが前提のためです。 ■費用 学費は一般的に、年間平均200万円以上と言われています。この数値はあくまで学費だけを指しているので、その他特別な出費は含みません。もちろんスクールによる価格差があるので何とも言えないのですが、通常は私立学校の2倍以上の費用がかかると言われていますので、ある程度家計に余裕がないと厳しいというのが現実のようです。 ■進学先 インターナショナルスクールは、通常の小中学校とは違い、卒業しても「義務教育を終えた」ことにはなりません。つまり、中学相当のインターナショナルスクール卒業生は、公立の高校には原則として入学できないのです。受け入れている私立も一部ありますが、数は限られています。また、大学進学に関しても、国際的な評価団体が認めたインターナショナルスクールでない場合、高校相当に関する履修を終え卒業した場合でも、高卒とは認められません。日本の大学に編入する場合、大学入学資格検定を受ける必要が生じます。よって、インターナショナルスクールに通う場合、子供の将来の進学先も十分に吟味してから入学を決めないと大変なことになってしまいます。   このように、インターナショナルスクールという選択肢は、一筋縄ではいかない問題が山のようにあります。これらのことを考えると、「とりあえずインターナショナルスクール」という考え方はできないはずです。先の先を見据えた上で、慎重に決定すべき問題なのです。 一方、インターナショナルスクールを使わずとも、子供にバイリンガル環境与えてあげることは十分可能です。通える範囲にある、英語イマージョンを提供する施設を利用することも一つの手段です(我々C2GIイマージョンセンターもその1つです)。 家庭で少し英語環境を充実させることからバイリンガル育児はスタートします。また、バイリンガル育児を実の親が関与することで、その言語に対する強い親近感子供に与えます。特殊な家庭環境がなくても、お金持ちでなくても、バイリンガル育児にチャレンジできることが可能であるということを、まずは認識しましょう。Read More »

変わりつつある学校英語教育

グローバル化の波により、小学校から英語の授業を行う学校が増えてきています。そのような環境のもと、世間一般の共通認識は、「今後は会話重視の英語教育になっていく」というものかと思います。ところが、文部科学省が発表している「今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~」の中で、気になる記述を発見しました。 「低学年から外国語活動に取り組む小学校約3,000校(全体の約15%)における取組状況を見ると、小学校高学年で学習意欲が低下する傾向が見られる例もある。その場合、高学年で「読むこと」「書くこと」も含めて系統的に指導する教科型の外国語教育を導入することで、児童の外国語の表現力・理解力が深まり、学習意欲の向上が認められている。」 つまり、会話ばかりの「音」に頼っただけの教育では学習意欲が低下するケースがあると言うのです。抽象的な思考力が高まる段階に入った子供には、それだけでは物足りない場合があるということです。 例えば、今からアラビア語を学習しようとします。もちろん、アラビア語に関する知識はゼロという前提です。そのような状態でも、何度も簡単な会話フレーズを聞いていれば、それらを「記憶」して話すことができるようになるでしょう。ですが、系統的学習ができていない、特に文法の知識がない状態では、いつまでも自分の言葉をアラビア語で表現できません。すると、どこかのタイミングで学習がつまらなくなる。恐らくはこういう現象が、小学校高学年でも起きているのでしょう。 この事実は、今まで言われていた「学校英語のような詰め込み学習ではダメだ!もっと会話重視すべきだ!」という論調から考えると、まるで先祖返りのような話に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。要は、会話ばかりでもダメで、(学年に応じた適切なものを)バランスよく学ばないと、結局学習者本人(=子供)のモチベーションは維持できないということなのです。 考えてみれば、これは至極真っ当な結論ではないでしょうか?というのも、世間一般に言われるバイリンガルは幼少より英語による「会話」の中で育ち、英語を流暢に話しますが、同じメソッドを日本語環境で育った小学生に当てはめることはできないからです。特に、学校の授業でしか英語に触れない子供に「会話重視」の教育を施したからといって、英語が流暢にならないのは理解できます。 ここから学べること、それは幼少期にただ単に英語環境を用意してあればそれでOKというわけではないということです。その子の成長段階に合わせた適切な学習を施してあげることが重要なのです。つまり、なんでもかんでも「会話」を教えればいいということではありません。徐々に改良されていく学校教育に期待しつつ、保護者側としては、「今子供が必要としているものは何か」を考えて、適格にガイドしてあげることが大切なのです。Read More »

英語学習に適したアニメとは?

英語は楽しんで覚えるのが一番!では子供が楽しめるものとは何でしょう?アニメですね。こういった理由で、英語でかかれたアニメを英語教材として求めているご両親は多いのではないでしょうか? アニメと言えば日本のものがまず浮かぶかと思いますが、もちろんアメリカ発のアニメもたくさんあります。キッズ向けで言えばX-MENやAVENGERSなどのマーベル作品や、スポンジボブ、アドベンチャータイム、ベン10などがあります。これらは日本でも放送している(いた)ので、観たことがある人も多いはず。また、少し大人向けの作品で言えば、Family GuyやSimpsonsなどが有名ですね。いずれにせよ、これらの作品はスラングが多いので、英語学習に適しているとは言えません。 では、もう少し学習に適した作品を考えた場合、何があるでしょう?恐らく、ディズニーか、おさるのジョージを思い浮かべる人も多いかと思います。もちろんこれらの作品も大変素晴らしく、ディズニーに関しては、専用の英語学習システムとして販売されているくらいです。とはいえ、これらの作品も、英語学習用として作られたものではないのは周知の事実です。では、完全なる英語学習用ビデオを子供に見せておけばいいのかと言えば、それも違います。結局のところ、アニメそのものが楽しくないと、子供が興味を持って見ようとしないからです。 前置きが長くなりましたが、実はこれら2つの課題をクリアしたおすすめ作品があります。その作品とはWordGirlです!WordGirlはスーパーマンのパロディ作品です。遠い星から地球にやってきた女の子が、その正体を隠しつつ、日夜悪と戦ってくという筋書きですが、基本は日常ドタバタコメディであり、一話完結ものです。 この作品の素晴らしい点は、子供の語彙を高める目的で作られていることです。教育ガイドラインに従って選ばれた、少し難しめの言葉(例:“diversion,” “cumbersome,” “idolize”など)を、各エピソードを楽しんでいるうちに覚えられるように設計されているのです。10分のエピソードの中では2つの新しい言葉が、自然と何度も繰り返し使用されており、途中でその言葉の定義も(さらっと)解説されます。これにより、視聴者はアニメを楽しんでいるだけで新しい言葉を覚えられるのです。 そして、この作品がおすすめである最大の理由は、大人の視聴にも耐えうるだけの面白さを持っているということです。語彙増強を目標とした教育アニメながら、それを意識させないほど話が練り込まれているのです。この作品を手掛けたDorothea Gillimは「多くのアニメは子供の知能レベルを過小評価している」と考えていました。彼女は子供の両親が一緒に視聴することも想定し、ストーリー、キャラクター、アニメーション作りに全力を注いだのです。この作品に携わったスタッフの多くが、大人向けアニメ(上記で述べたFamily Guyなど)の経験者であったことからも「子供と思って甘くみた作品」でないことがうかがい知れます。 この作品は残念ながら、2015年夏に終了してしまいました。日本版は存在せず、視聴するにはYouTubeなどの動画サイトで探すか、Google PlayなどでSD版を購入するしかありませんが、英語学習中の大人にもお勧めできる アニメと言っても過言ではないでしょう。 また、WordGirlのオフィシャルサイト内にある学習用ゲームも、「子供だまし」ではない、かなり作り込まれた物です。一度覗いてみてはどうでしょうか? WordgirlのサイトへRead More »

バイリンガル育児は子供の脳を活性化する

バイリンガル育児に興味を持っている方の多くは、「自分の子供が将来英語で困らないようにしてあげたい」という思いを持っています。ですが、バイリンガルになるということは、他言語を流暢に操る以外に様々なメリットがあることをご存知でしょうか? 「英語脳」という言葉を聞いたことはありますか?簡単に説明すると、英語を英語で理解できる脳のことを指します。これは単に「それができるぐらい英語に精通している人の脳」を指しているわけではなく、実際に「英語脳」というものが形成されています。脳内の日本語を扱う場所とは違う場所で、英語を処理しているのです。 浜松医科大学の植村研一教授が行った実験で、日本語しか話せない人と、英日バイリンガルの人に、英語と日本語を聞かせました。すると、前者は脳の同じ箇所しか反応を見せなかったのに対し、後者は各言語に応じて違う箇所が反応したのです。この実験結果からも分かる通り、バイリンガルになるということは、脳をより活発に使用するようになるのだと言えます。 では、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?ここでは、そのいくつかの例を紹介していきます。 ■処理能力の向上■ 物事を素早く判断し、効率的な方法を見つけ出すことができるようになります。言い換えれば、言語以外の分野でも学習効率が上がるので、全体的に学問の成績が向上します。また、日常生活や職場でも、「飲み込みの早さ」が高く評価されることでしょう。 ■脳の劣化抑制■ 英語と日本語を使い分けるという作業、これは本人に自覚はありませんが、「脳トレ」と似たように頭をフル回転させています。脳の劣化というのは、脳を使わなくなることが主な発生原因です。バイリンガルというだけで、脳はモノリンガルより使用されているわけですから、劣化が抑制されるのです。また、バイリンガルであることで、アルツハイマーなどの重大な病気の発症リスクが下がるとも言われています。 ■多面的な理解■ 言語とは、文化やその歴史を背景に形成されてきました。よって、日本語を流暢に話せるようになるには、日本的な考えを理解している必要があります。英語を話す人は、その根底にある英語的な物の考え方を理解しているのです。つまり、バイリンガルというのは、そういった2つの「考え方」を身に付けていると言えるわけです。多面的に、ものごとを理解できる方が、視野が偏狭した人間より優位であると言えるでしょう。 このように、バイリンガル育児には言語習得以上に大きなメリットがあるのです。当センターでも、バイリンガルやトライリンガル以上の方々とつながり、セミナーやプログラムを提供しています。またフリーカウンセリングも行っておりますので、バイリンガル育児に関して、不安などあるときは、是非一度ご相談ください。Read More »

C2GIイマージョンセンターは福生市の子育て応援事業に参加しています

私たちの目的のひとつとして、子供たちにバイリンガル育児の手助けとなる環境を提供することがあります。日本は島国で、他国と陸上の 国境を持たず文化的にも言語的にも、非常に不利な環境にあるといえます。 子どもが完全なバイリンガルとして育っていくには、毎日その2言語にしっかりと触れていく必要がありますが、それを実現するのはなかなか難しいことでしょう。ただ単に、子供向けのDVDなどを見せるだけでは、ちゃんと話せるようにはなりません。子供に実際コミュニケーションとして話しかけることが大切です。 当センターでは、ネイティブが英語で話しかけ、レベルに合わせたアクティビティによって、英語に触れて行きます。さらに福生市の子育て支援カードをお持ちの方は、お得な割引がありますので、是非ご利用ください。 ■ キッズ英語コースの特徴 ・0歳~12歳までを対象(4歳までは保護者同伴が必須です) ・同伴の保護者の方も、一緒に学べて楽しいですよ ・ネイティブによるアクティビティ(日本人スタッフが必要に応じてサポートするので安心です。)     – 英語の童話の読み聞かせ     – 英語の童謡を一緒に歌う     – 色、数字、形などの学習     – ネイティブとのお遊び(塗り絵、積み木、など)     – PE(体を動かすアクティビティ) ・月3回~4回(祝日などにより変わります、5週目はお休みです。) ・1レッスン30分~50分(年齢や言語レベルにより変更します。) ・月謝制:4,500円(0~4歳)、5,500円(5~8歳)、6,500円(9~12歳) ・入会金:5,000円 ■ 「ふっさ子育てまるとくカード」割引内容 ・入会金:5,000円→無料 ・初月月謝:20%割引(4,500→3,600円、5,500→4,400円、6,500→5,200円) 無料相談、随時受付中です。 お気軽に、下記までご連絡ください。 ////////////////////////////// Eメール:[email protected] 電話:050-5318-9367 ////////////////////////////// お問い合せお待ちしております。 C2GiイマージョンセンターRead More »