4～6ヵ月

泣くことが少し落ち着きだすのがこの4～6ヵ月の時期です。大人にとっては理解し難いことですが、まだ赤ちゃん自身は、自分がこの世界の中で個別に存在しているものであるということを認識できていません。言い換えれば、あらゆる出来事のすべてが赤ちゃん自身の一部であり、赤ちゃん自身は感情という海の中で漂っているという世界観なのです。

この時期も、赤ちゃんが自分から話をすることはできません。ただし、聞いてそれを理解することができるようになってきます。また、言語以外の手段を使ってコミュニケートしようとします。赤ちゃんがまだ言葉にならない音を口で発したときは、それをリピートしてあげましょう。話そうとすることを励ますのです。会話ができないからといって話さないのではなく、この時期から常に赤ちゃんには話しかけてあげるようにしてください。「赤い車のおもちゃ持っているね」など、赤ちゃんの行動を説明するかのように話しかけるとよいでしょう。

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